M&A事例
成長戦略と企業文化の
親和性を軸にしたM&Aを実現
譲渡企業概要
企業名日の出ホールディングス株式会社
所在地宮城県仙台市
業種持株会社(シーガル、ソラフネコーポレーション)
代表者年齢70歳
従業員数約200名(グループ全体)
売上規模約40億円(グループ全体)
譲渡理由後継者不在、事業成長のため
譲受企業概要
企業名株式会社オカモト
所在地北海道河東郡
業種リユース・エネルギー・生活関連サービス事業
従業員数5,617名(グループ全体、公式サイトより)
売上規模1,905億円(グループ全体/2025年3月期)
譲受の目的東北エリア強化/既存リユース事業とのシナジー創出/事業領域拡大
本M&Aの背景
譲渡企業である日の出ホールディングスは、宮城県を拠点に、トレーディングカードやゲーム、ホビーなどの買い取り・販売店を17店舗展開する株式会社シーガルと、就労継続支援B型事業所を3拠点で運営する株式会社ソラフネコーポレーションを傘下に持つ持株会社です。当社は20年以上にわたり経営コンサルティングで支援し、同社とともに歩みを重ねてきました。このたび、創業者であり当時の代表取締役社長であった日野義憲氏の事業承継における選択肢の一つとして、M&Aという形でのご支援に至りました。
譲受企業であるオカモトおよびオカモトホールディングスは、北海道を拠点にリユース事業をはじめとする多角的な事業を展開し、M&Aを成長戦略の柱の一つとして積極的に推進しています。当社とは経営コンサルティングやセミナーなどを通じて、信頼関係を築いてきました。
地域密着の事業基盤と企業風土が評価の決め手に
日の出ホールディングスが展開するリユース・ホビー関連事業は、地域に根差した店舗運営力と顧客基盤を備えています。オカモトは、長年にわたり築いてきたブランド力と現場力を高く評価していました。加えて、東北エリアにおける事業基盤の強化や、既存のリユース事業とのシナジーが見込める点も、譲受を検討する上で大きな魅力となりました。さらに、日野氏が大切にしてきた人材育成や企業風土にも共感し、ともに成長を目指せるパートナーとして評価されました。
企業文化や人を大切にする姿勢を評価
オカモトは、地域に根差した企業文化や現場で働く従業員を大切にしており、日の出ホールディングスはその点を高く評価しました。
日の出ホールディングスは、単なる事業承継にとどまらず、従業員の雇用を維持し、今後の成長機会を広げられる譲受先を重視しており、その考え方がオカモトの姿勢と合致しました。また、当社が両社と長年の関係にあったことから、相互理解を深めやすく、安心して承継を進める後押しとなりました。
成約までに重視した点
本件では、条件面の整合に加え、事業承継後の成長戦略や企業文化の親和性、従業員の処遇や活躍機会の確保を重視しました。特に、日の出ホールディングスが大切にしてきた価値観や組織風土を尊重しつつ、オカモトホールディングスの経営資源を活用してさらなる成長につなげられるかを丁寧に見極めました。加えて、双方が納得して意思決定できるよう、綿密に対話を重ね、段階的に合意を形成しました。
M&Aの成果
本M&Aにより、日の出ホールディングスは後継者不在という経営課題の解決に加え、従業員の雇用を維持し、事業成長に向けた新たな基盤を確保できました。オカモトホールディングスにとっても、東北エリアでの事業基盤の強化と、既存のリユース事業とのシナジーの創出に向けた大きな一歩となりました。双方にとって、本件は単なる承継にとどまらず、今後の持続的成長を見据えた前向きなM&Aとなりました。
各社のコメント

株式会社オカモト リユース事業統括本部 統括事業本部長 野口 泰弘 氏(写真上段 右から3番目)
38年間地域に根付かれてご商売をされてきたシーガルに学ばせていただく気持ちです。日野社長の想いを受け継ぎ、良い風土を継承しつつも、時代に即した進化を遂げるべく、店舗や本部で働く皆様が益々力を発揮され、心身ともに健やかに働ける環境づくりを目指してまいります。
日の出ホールディングス 元代表取締役社長 日野 義憲 氏(写真下段 右から1番目)
タナベコンサルティング 東北支社には約20年間指導いただき、企業価値、社会的価値の向上を目指しておりましたが、企業全体の未来のデザインを思い描いた時に、良いタイミングで提案をいただいたのが今回の案件でした。人の成長なくして未来はなく、成長のための希望や志、そして笑顔を感じられる相手先として、オカモトホールディングスとのご縁をいただいたことに感謝を申し上げます。成長曲線を描く企業グループの中に入り、新しい学びを得ることで、働く人たちの深層心理にも良い影響が出てくると感じております。関係各位の皆様にも改めて御礼と感謝を申し上げます。
タナベコンサルティング M&Aコンサルティング事業部 チーフマネジャー 小林 隼人(写真上段 右から1番目)
本件は、事業承継だけでなく、今後の成長戦略や従業員の活躍機会まで見据えたM&Aでした。オカモトホールディングスは過去に当社主催の「『成長M&A』実践研究会」に参加されており、双方と継続的なお付き合いのあった当社だからこそ、それぞれの価値観や期待を丁寧にすり合わせ、納得感の高い成約につなげることができたと考えています。
タナベコンサルティンググループ(TCG)の「経営をつなぐM&A」一貫コンサルティング
TCGでは、「経営をつなぐM&A」として、「MIRAI承継」(譲渡側)ブランドと「戦略×成長M&A」(譲受側)ブランドを提供しております。「MIRAI承継」コンサルティングで後継者不在によって廃業を選択せざるを得ない企業を成長企業につなぐことで、地域社会に活力を与え、永続的な成長が実現できると考えております。「戦略×成長M&A」一貫コンサルティングで成長志向の譲受企業におけるグローバルを含めた戦略構築を支援し、さらにM&A実行後のPMIも一貫して行います。
このように、TCGでは「M&Aを成約させるだけ」「M&Aを成約させて終わり」ではなく、M&Aの前工程として中長期ビジョンや事業戦略、事業承継計画等の策定から、ソーシング、M&A戦略の策定、デューデリジェンス、クロージング、また後工程のPMIとして組織・人事戦略、DX、ブランディングなどまで、一気通貫で支援いたします。
「経営をつなぐM&A」によって、企業や地域を元気にする唯一無二のM&A一貫コンサルティングをツインブランドで推進し、企業価値向上と持続的成長を支援いたします。
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