M&A事例
M&A成功事例~業界内有名企業編~

M&Aを活用する目的は各社さまざまですが、譲受企業においては既存事業の拡大、新たな事業の展開というところが主な目的となってくるでしょう。
今回は譲受企業と譲渡企業のM&Aの目的がうまくかみ合いM&Aが成立した事例をご紹介します。
譲渡企業(A社)
業 種 サービス業
売上規模 1億円~50億円
譲受け企業(B社)
業 種 サービス業
売上規模 1億円~50億円
譲渡企業様の概要
業界において有名企業である。事業ポートフォリオの組み換えの際、M&Aのご依頼。
事業の撤退か譲渡で迷われ、譲渡をご決断。

譲渡企業様の課題
コロナ禍の影響を受け、事業が不採算部門となり、コロナの状況も回復の目途が立たない中での相手探索。
撤退も考慮していたため、譲渡期限にも制限あり。
譲受け企業探索の基本方針
スピーディ且つ事業形態を引き継いでいただける方を選定。
素早く、多くの買い手にアプローチを実施
事業承継M&A成功のポイント
お相手が見つかった際の交渉のスムーズさが成功のポイント。
撤退と譲渡の損益バランスを考慮し、譲渡額を柔軟に対応
成果
-
自社にとって撤退よりもコストダウンが可能となった、相手企業は希望の事業をスピーディに買収でき、また顧客も引き継がれ、自社、相手、顧客の三方よしのM&Aとなった。
※買い手企業もスピーディに出来た事から、M&Aにおける時間の削減(生産性の向上)にもなっている。
本来半年2人かかりでかかるM&Aを3カ月(2人)で実施できれば、工数が3カ月×2名分削減できるため、見えにくいところでも買い手企業にとってプラスとなっている。
【おすすめ情報】
トピックス:有名企業のM&A
M&Aというと海外企業では早くから戦略的に行われておりましたが、日本では長らく「経営難に陥った会社の身売り」というネガティブなイメージが先行し、国内への浸透には時間がかかりました。
しかしようやく日本でも、その戦略的合理性が見直され、積極的なM&Aが盛んに行われるようになりました。M&Aでの事業拡大・双方へのシナジー効果で成功した事例は多く、特に大手IT系企業が国内信販の買収でシナジー効果を生み出し、今や業界大手の一角、というと思い当たる方も多いのではないでしょうか。また、当サイトでご案内しております事業承継M&Aのように、後継者不在での廃業を回避するためのM&Aも多く見られるようになりました。
今回の事例は、売り手側企業が業界内での有名企業という事例になります。
こうした有名企業のM&Aは、買い手側にどのようなメリットがあるのでしょうか。
買い手企業のメリットとしては、1から投資・ノウハウ構築・人材確保を行う事無く新規事業に取り組める点が挙げられます。取引先・顧客・ノウハウ・ブランドをそのまま引き継げるため、新規事業を手探りで始めるコストやブランド力を築き上げる時間や資源を抑えながら参入することができるのです。
今回の事例のような不採算部門であったとしても、異業種M&Aの場合は別のメリットもあります。それぞれの事業が融合することで発生するシナジー効果です。冒頭で述べさせていただいたIT×信販事例は、自社通販や決済アプリでのカード決済利用による手数料収入で大きなシナジー効果を生み出しています。
タナベコンサルティングでは、こうした異業種M&Aのノウハウも豊富にございますので、後継者も同業内でのM&Aも厳しい企業様も、決してあきらめずにご相談ください。オーナー様とその後の企業様、譲受企業様、「三方よし」のM&Aを実現します。
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