譲渡企業様の概要

こちらの事例について、Ａ社のオーナーである社長は創業家の３代目であった。特殊な鋳物を取り扱うＡ社は取引先も大手企業が中心であり、売上も安定しており無借金であった。
収益力は高く、高収益企業であった。

譲渡企業様の課題

盤石な経営状況にあるにも関わらず、社長がＭ＆Ａを検討する理由は２つあった。
一つは、社内に娘婿はいるものの、経営者として継続して運営することが難しく、娘婿自身は承継を望んでおらず、実質的に後継者不在であったこと。
もう一つは仕事の受注はあるものの技術のある職人の人材の確保に奔放されているという状況であった。

譲受け企業探索の基本方針

Ｂ社の本業は会計事務所であった。今後ＡＩの発展により既存事業は縮小する可能性があり、技術力のあるメーカー、製品の競争力が高い企業、付加価値が高く可能性の大きい新たな収益源の模索をしていた。

事業承継M&A成功のポイント

高収益を誇り、製造物についてもニッチな産業を行っているＡ社の紹介を実施。

成果

• 経営者については、Ｂ社から派遣され、社長は心置きなく引退することができた。事業承継の成功事例と見ることができる。
  また、売却企業側であるＡ社と一緒になることにより買収企業側であるＢ社のキャッシュフローは大幅に改善されることとなった。