人事・経営用語集

入学方式とは

入学方式とは昇格(等級が上がる)基準の設計における一つの方式であり、現在の等級より一つ上の等級に設定されている役割要件の充足度に応じて昇格者を決定する仕組みのことを指す。
入学方式の場合、上位等級としての役割を十分に発揮できることを前提に昇格するため、昇格後の活躍についても期待することができる。
一方で人事評価だけでは、次の等級の役割要件を満たしているかどうかの判断はつきづらく、人事評価とは別に試験・プレゼンテーションや一定期間、一つ上の役割を担い適性を評価するなど次の等級の役割を満たしているかどうかの判定が必要となる。
タナベコンサルティングとしては、業種特性、組織構造、組織風土を総合的に勘案して、入学方式か卒業方式もしくは併用するのか定めることを推奨している。
(※卒業方式についてはURL:https://www.tanabeconsulting.co.jp/hr/glossary/detail255.htmlを参照)

この用語解説をしたコンサルタント

山中 惠介

タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
ゼネラルマネジャー

山中 惠介

総合ファッション企業で人事労務・採用・育成等のHR領域の実務経験後、当社へ入社。現場での実務経験を活かし「採用」「育成」「活躍」「定着」の4つをバランスよく取り入れた戦略人事の構築とクライアントに寄り添うコンサルティングを信条としている。社員が継続的に活躍・成長していく仕組みづくりを中心に、組織における人材育成・人材活躍も支援している。

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