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中心化傾向とは

人事評価時に評価者が陥りやすいエラーの1つである。
中心化傾向とは、評価結果が両極端を避け中央に集まる状態を指す。
原因としては、評価者自身が付けた評価に対し、根拠や自信が持てなかったり、部下の能力や実績を的確に把握していない、または低評価を付けることで部下から嫌われたくないといった心理から、中心化傾向は引き起こされる。
ここで留意すべきは、中心化傾向により正しい評価がなされないという問題である。成果や努力の有無に関わらず評価が同じであれば、評価制度に対する不信感が募ったり、モチベーションの低下を招く。
中心化傾向を避けるテクニックの一つとして、5段階で設定されることが多い評価ランクを、あえて偶数の4段階や6段階で設定する場合が考えられる。
タナベコンサルティングでは本質的な対策として、評価者研修等を実施し「正しく評価をする目的と意義」についての重要性を説いている。

ABOUT TANABE CONSULTINGタナベコンサルティンググループとは

タナベコンサルティンググループは「日本には企業を救う仕事が必要だ」という志を掲げた1957年の創業以来
66年間で大企業から中堅企業まで約200業種、17,000社以上に経営コンサルティングを実施してまいりました。
企業を救い、元気にする。私たちが皆さまに提供する価値と貫き通す流儀をお伝えします。

コンサルティング実績

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