ポイント退職金制度(ポイント制退職金制度)とは
ポイント退職金制度とは、本人の組織への貢献度合いに応じて設定したポイントより退職金額が決まる制度である。
一年単位での本人の働きぶりや成果に応じてポイントを付与し、入社から退職までに蓄積した総ポイントをベースに退職金を算出する方法が一般的である。
退職金を算出する式は、「退職金=総ポイント(=単年ポイントの積み重ね)×ポイント単価」で計算するのが一例である。
単年のポイントの決め方にはポイントテーブルを用いる方法がある。
例えば、課長に20ポイント、部長に30ポイントといった役職に基づき付与する方法や、C評価10ポイント、B評価15ポイントなど、通期評価の結果に基づき付与する方法などがある。
ポイント単価は、1ポイントあたりの単価を設定する。物価変動等に合わせて柔軟に退職金水準を変動させることが可能である。
この用語解説をしたコンサルタント
タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
チーフマネジャー山中 惠介
総合ファッション企業で人事労務・採用・育成等のHR領域の実務経験後、当社へ入社。現場での実務経験を活かし「採用」「育成」「活躍」「定着」の4つをバランスよく取り入れた戦略人事の構築とクライアントに寄り添うコンサルティングを信条としている。社員が継続的に活躍・成長していく仕組みづくりを中心に、組織における人材育成・人材活躍も支援している。
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