タレントマネジメントシステムとは
タレントマネジメントとは、人材の経験や能力・特性(=タレント「才能」)を把握し、戦略的な人事における適材適所や育成を実現する手法のことであり、人材の情報を収集・一元管理することで社員のタレントを可視化し、活用するための情報ツールをタレントマネジメントシステムと呼ぶ。元々は人材を資産として管理することを意味するHRM(Human Resource Management)システムと呼ばれていたが、より人材活用の最大化を重視したHCM(Human Capital Management)システムと呼ばれることも多くなった。在籍社員の適材適所に利用するだけでなく、入社前の応募者から退職者まで企業に関わった人材全ての情報を管理することで採用のミスマッチや離職防止、アルムナイの活用まで幅広く活用することができる。
タレントマネジメントシステムは、あくまでツールのため、各社の人事戦略を前提に「どのような情報をどのように活用するか」を明確にしたうえで導入することを推奨する。
この用語解説をしたコンサルタント

タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
チーフマネジャー山中 惠介
総合ファッション企業で人事労務・採用・育成等のHR領域の実務経験後、当社へ入社。現場での実務経験を活かし「採用」「育成」「活躍」「定着」の4つをバランスよく取り入れた戦略人事の構築とクライアントに寄り添うコンサルティングを信条としている。社員が継続的に活躍・成長していく仕組みづくりを中心に、組織における人材育成・人材活躍も支援している。
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