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業績評価とは

業績評価とは、売上や利益に代表されるような「ある一定期間の業績数値目標」に対する「行動の結果(数値)」を評価対象として、個人や組織の仕事の成果(目標達成度や貢献度)を測定する手法。
測定対象は、達成率、前年伸び率、改善率(生産性)など、数値で示すことができる指標である。
目標のスコープは、例えば「管理職は部門業績、中間管理職は所管チーム業績、一般職は個人業績」と、役割や職責により限定されていく。
「業績」は職種により分けることも可能である。営業なら売上や受注額、製造では生産性向上率、粗利改善率、バックオフィスでは残業時間削減率などが挙げられる。
これらの例はKGIに近いが、KPIでも設計可能である(営業件数、現場パトロール件数等)。業績評価の特徴の1つは、客観性に優れ、納得度が高い点だ。
例えば予算達成率(=達成額/目標額×100)は誰がどう計算しても同じ数値で、評価時に恣意的な要素が入りにくい。
2つ目の特徴は、能力評価とは違い、「能力の発揮度合いによる結果」をみるため、年功序列的な要素が薄れる点だ(年齢に関係なく評価可能)。
一方で、業績目標の設定時には、難易度という点で恣意性が入りやすい。
当たり前に達成できる目標であれば、人事評価制度本来の育成という趣旨からずれてしまう。
被評価者がコントロールできる範囲であり(本人の納得度に関わる)、且つレベルアップを促すようなチャレンジ目標を設定することが望ましい。

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