オンボーディングとは
オンボーディングとは、(新入社員/キャリア採用者のような)新メンバーを新しい職場へとスムーズに馴染ませ、そのパフォーマンスを促進させるプロセスのことを指す。
本来は、乗り物に新しく乗り込んできた乗客に対して必要な支援を行い、順応を促進する「on-board」を由来としている言葉である。
企業価値向上の源として「人的資本」への注目が高まる中、新メンバーが早期に活躍できる環境を整えることは重要なテーマとなっている。
採用担当者だけでなく、同じ職場の上司や同僚となるメンバーも積極的にオンボーディング支援を行えるよう、入社前から関わりをもってもらう等の計画が重要となる。
また、入社後も職場への定着・戦力化を促進するための取り組みとして、次の観点から施策を検討すると良い。
①物理的な待遇(金銭的/非金銭的報酬、オフィススペース、勤務地など)
②成長機会(新しいスキルの習得、OFF-JTの機会、定期的な支援面談など)
③周囲とのつながり・連帯感(メンターなどによる職場ぐるみでの関与など)
④存在意義・価値観(自社の文化やパーパス・バリューへの共感など)
タナベコンサルティングでは、採用から定着・活躍までを一貫して結び付け、組織のパフォーマンスを促進させるオンボーディングの設計をご支援している。
この用語解説をしたコンサルタント
タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
チーフコンサルタント赤羽根 祥弘
大手予備校にて新規事業開発や校舎マネジャーを経験後、人事系コンサルティング会社にて研修企画・組織開発・教育体系策定などのプロジェクトマネジャーを務め、売上成績トップとなる。当社へ入社後は、人事制度構築や教育のプロジェクトに携わり、「職場で実践されること」に焦点をあてたコンサルティングを提供している。
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