支援型リーダーシップとは
支援型リーダーシップとは、リーダーが部下と個別に向き合い、意見に耳を傾け、支援することで、部下を導くリーダーシップのこと。
組織の進むべき方向を示し、目線を合わせつつ寄り添うことで、部下一人ひとりの可能性や持ち味を引き出す役割がある。
昭和時代のような立場を振りかざして一方的に指示や命令をするのではなく、信頼関係を重視し、部下の声に耳を傾けながら目標やビジョンを達成していくスタイル。
支援型リーダーシップの歴史はまだ浅く、1970年にアメリカで提唱された。現在では国境を越えたグローバル化が進んでいる。昨今のビジネスは、意思決定のスピードも上がっており、
過去のトップダウンで指示するやり方は、非効率になりつつある。部下自身の成長も望めないうえ、やる気を削ぐことにも繋がる。
部下の持っているスキルを活かし、個々が活躍できる職場環境・土壌を作ることが、現代において必要不可欠である。
タナベコンサルティングでは、支援型リーダーシップの発揮を踏まえた幹部教育の実施を推奨している。
この用語解説をしたコンサルタント
タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
エグゼクティブパートナー松本 宗家
東証一部上場の商社にて建設資材の販売、施工管理担当後、コンサルティングファームを経て、当社へ入社。ナンバーワンブランド研究会、戦略人事研究会の立ち上げに従事。クライアントの立場になって本気で現場優先のコンサルティングを実践している。企業はヒトなりの理念のもと「経営の視点から人事を診る」ことで人事を経営の根幹として体系的に構築することを得意とする。専門分野は、人事領域全般であり、組織戦略、トータル人事システム構築、人材開発プログラム構築(社内アカデミー構築支援)など。中小企業診断士。