人事・経営用語集

退職金制度(別テーブル型)とは

退職金の別テーブル型とは、等級、役職等の要素に基づき退職金テーブルが設計され、勤続年数や年齢と退職理由等に応じた支給率を乗じて退職金を定める方式である。
支給ロジックは基本給連動型と似ているが、退職金の算定基礎を基本給と別のテーブルを用いることにより、物価上昇などにより基本給を改定したとしても、退職金は連動せず金額を抑える事ができるなど、基本給の改定と退職金を別に考える事ができる仕組みである。
一方で退職金のためだけに別テーブルを設計する必要があり、基本給改定時にテーブルの水準の見直しの有無について判断が必要となり運用上の手間が発生する。
タナベコンサルティングとしては、改めて退職金コンセプト(どのような目的をもって運用していく制度なのか)を明確にして退職金制度そのものの見直しを推奨している。

(※退職金制度(基本給連動型)についてはURL:https://www.tanabeconsulting.co.jp/hr/glossary/detail257.htmlを参照)

この用語解説をしたコンサルタント

山中 惠介

タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
ゼネラルマネジャー

山中 惠介

総合ファッション企業で人事労務・採用・育成等のHR領域の実務経験後、当社へ入社。現場での実務経験を活かし「採用」「育成」「活躍」「定着」の4つをバランスよく取り入れた戦略人事の構築とクライアントに寄り添うコンサルティングを信条としている。社員が継続的に活躍・成長していく仕組みづくりを中心に、組織における人材育成・人材活躍も支援している。

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