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昇格・降格とは

昇格・降格とは、職能資格制度や役割等級制度などの等級を設ける人事制度において等級の上下を指し、等級が上がる=昇格、等級が下がる=降格を意味する。

等級制度においては各等級に求められる役割や責任範囲を表す等級要件(役割要件)が定義されているため、等級要件を満たしているか否かで昇格・降格を決定することが一般的である。
昇格においては、社員の現在の能力・役割発揮レベルや将来性を鑑みて適切な昇格基準を設けることが重要であり、昇格基準は一般的に、人事評価結果や上長の推薦、昇格試験(アセスメント)の実施などを基準に、総合的に判断することが望ましいとされている。

降格を行う際は、場合によっては不利益と捉えられる可能性があるため、下記4点に該当しないよう注意が必要である。

①退職を促す目的での降格
②有給休暇消化などの正当な権利行使を理由とする降格
③妊娠・出産・育児休暇を契機とする降格
④2等級以上の降格

昇格と降格は公正で透明性のあるプロセスで行われることが求められており、それによって社員のモチベーションを維持し、組織全体のパフォーマンスを向上させることに有効である。
タナベコンサルティングでは、昇格・降格それぞれに明確な基準を設け、「社員のモチベーション向上」と「健全なメリハリある制度」を目的に置き、運用していくことを推奨している。

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