心理的資本(サイコロジカルキャピタル)とは
心理的資本とは、人的資本経営やエンゲージメントに対する意識の高まりにより注目を集めている概念であり、キャリアや自分自身の目標に対して挑戦意欲を持ち、前向きに進んでいくことができる心の状態のことを指す。フレッド・ルーサンス博士(ネブラスカ大学教授)は心理的資本が高い組織は共通して、以下の4つの視点が重要であることを発見した。(※頭文字を取って"HERO"と言う)
・Hope(希望):目標に向けて積極的に行動できる状態
・Efficacy(自己効力感):自分の能力・貢献に対する自信
・Resilience(回復力):困難があっても前に進もうとする状態
・Optimism(楽観性):物事のポジティブな面を見る前向きさ
タナベコンサルティングでは組織の心理的資本の状況についてエンゲージメントサーベイ等を通じてまずは現状を把握し、課題に沿って改善を進めていくことを推奨する。
この用語解説をしたコンサルタント
タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
チーフマネジャー山中 惠介
総合ファッション企業で人事労務・採用・育成等のHR領域の実務経験後、当社へ入社。現場での実務経験を活かし「採用」「育成」「活躍」「定着」の4つをバランスよく取り入れた戦略人事の構築とクライアントに寄り添うコンサルティングを信条としている。社員が継続的に活躍・成長していく仕組みづくりを中心に、組織における人材育成・人材活躍も支援している。
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