再雇用制度(嘱託社員制度)とは
再雇用制度とは、定年を迎えた社員を一度退職させ、もう一度雇用する制度であり、定年延長との違いは雇用契約が一度切れることにある。
雇用計画が一度切れることで労働条件の変更が柔軟になるため、賃金、雇用形態を改めて見直すことが可能となる。
柔軟な雇用条件に対応できる一方で、賃金決定ルールや労働条件の決定ルールが煩雑になりやすく、極端な賃金引下げは同一労働同一賃金に抵触しやすい。
そのため、タナベコンサルティングとしては、再雇用者の現役時代に積み上げてきたキャリアと再雇用者のモチベーションとを前提に制度設計することを推奨する。
この用語解説をしたコンサルタント
タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
チーフマネジャー山中 惠介
総合ファッション企業で人事労務・採用・育成等のHR領域の実務経験後、当社へ入社。現場での実務経験を活かし「採用」「育成」「活躍」「定着」の4つをバランスよく取り入れた戦略人事の構築とクライアントに寄り添うコンサルティングを信条としている。社員が継続的に活躍・成長していく仕組みづくりを中心に、組織における人材育成・人材活躍も支援している。
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