経営システムとは
経営システム(経営のバックボーンシステム)とは、経営における骨格となる仕組みであり、主にマネジメント面とガバナンス面の2軸から成り立つ。
マネジメント面は、人を統制する組織、指揮系統、業績管理、経営企画機能等のことを指す。
ガバナンス面は、意思決定構造、コミュニケーションパイプ(会議体等)、決裁権限、各種規程類の整備等を指す。
詳細は各企業において異なるものの、おおむね記載の要素により、経営を効率的に回し、意思決定と業績向上に役立つよう、経営計画の策定から実行評価の仕組みを機能させる役割を担う。
また、ISOの観点から見ると、経営システムは、「経営におけるPDCAを回すマネジメントシステム」であり、その意図するところは、①人的資本管理(組織と人材管理)、②資産管理、③業績・資金管理の3つのカテゴリーで整理することができる。
タナベコンサルティングでは、業種業界・売上・規模問わず、経営システムが整っている会社は持続的に成長できる確率が高いことを提唱している。
この用語解説をしたコンサルタント
タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
エグゼクティブパートナー松本 宗家
東証一部上場の商社にて建設資材の販売、施工管理担当後、コンサルティングファームを経て、当社へ入社。ナンバーワンブランド研究会、戦略人事研究会の立ち上げに従事。クライアントの立場になって本気で現場優先のコンサルティングを実践している。企業はヒトなりの理念のもと「経営の視点から人事を診る」ことで人事を経営の根幹として体系的に構築することを得意とする。専門分野は、人事領域全般であり、組織戦略、トータル人事システム構築、人材開発プログラム構築(社内アカデミー構築支援)など。中小企業診断士。
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