経験学習とは
経験学習とは、実際に起こった過去の成功体験や失敗体験から学びを得て、教訓へ繋げていく一連の学習プロセスのことである。
経験には、大きく2種類あり、実際の体験を通して知識やスキルを得る「直接経験」と、研修や他者からの学びにより知識やスキルを得る「間接経験」から成り立つ。
どのような経験が実際役に立つのかを調査したロミンガー社の報告によると、
実務を通した経験が70%、他者からの助言(アドバイス)が20%、研修や読書は10%であることが分かっている。(70:20:10の法則)
また、成長を促す4つのステップとして、「経験→内省→教訓→実践」がある。この4つのステップを繰り返す経験学習サイクルを取り入れた研修に昨今注目が集まっている。
タナベコンサルティングでは、経験学習の要素を研修の前後に取り入れながら組み立てていく事を推奨している。
この用語解説をしたコンサルタント
タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
ゼネラルマネジャー三好 皓之
大手食品メーカーにて、製造現場のマネジメントと人事部門で採用・育成を中心とした人事実務を経験後、当社へ入社。現在はHRを専門領域とし、「笑顔で経営を、会社と従業員、その家族の幸せを」の実現を信条に、製造現場と人事の経験を活かし、組織と人づくりを通じ、顧客の成長と人材の成長の実現に取り組んでいる。