フレックスとは
「フレックス」とは、フレックスタイム制度の略で、社員が自分の勤務時間を自由に決められる労働時間制度のことである。フレックス導入のメリットは下記の二つである。
(1)エンゲージメント向上と離職率の低下
自身のライフスタイルや家庭の事情に合わせて勤務時間を調整できることによりワークライフバランスの充実化が図れる。
社員にとって自由度の高い働き方が可能になることで満足度が向上し、結果として会社のエンゲージメントが向上することから、会社の離職率低下にも繋がる。
(2)多様な人材の確保
育児や介護など特定の時間に制約がある人材も働きやすくなるため多様な人材を確保できる。
ただし、フレックスを利用できる職種や業務内容に制限がある場合は社員間で公平性の問題が生じたり、労働時間や業務の進捗について管理の複雑化が生じる可能性があるため、導入の際は明確なガイドラインを設定する必要がある。
タナベコンサルティングでは、企業文化や業務内容など自社の状況を良く分析し、適切な制度設計のもとでフレックスを導入することを推奨している。
この用語解説をしたコンサルタント

タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
アソシエイト木村 彩乃
MVV策定や教育制度設計など、経営戦略に基づいた人事制度の構築支援を行っている。「誠実に向き合う」をモットーに、信頼されるコンサルタントを目指して日々業務に励んでおり、確実なタスク進行や相手を思いやる姿勢に対して、クライアントから多くの感謝をいただいている。