要員計画とは
要員計画とは、経営戦略や事業戦略を実現するために、「いつ、どういったスキルを持った人材が、何人必要なのか」を明確にし、「どうやって確保するか」を具体的に考える計画のことを指す。この計画を基準に不足している人員を調達する採用計画や、既存の社員の活躍を促す適材適所の人材配置、不足スキルを補う人材育成計画に展開していくこととなる。
要員計画は以下の4つのステップに分けて設計するのが望ましい。
【ステップ1】
人材ポートフォリオの設計:3~5年後など中長期視点でどのような人材区分に投資をして、育成していくべきかのあるべき姿を設計する
【ステップ2】
ギャップの明確:上記人材ポートフォリオと現組織体制のギャップを明らかにする
【ステップ3】
ギャップを埋める計画立案:ギャップを埋めるために自社内での育成だけでなく、外部調達を視野に入れた実施計画を立てる
【ステップ4】
シミュレーションの実施:立案した実施計画が投資対効果が得られるものであるかを検討する
タナベコンサルティングでは、成長戦略に資する要員計画をマネジメントシステムとして実装することを推奨している。
この用語解説をしたコンサルタント

タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
ゼネラルパートナー三瓶 怜
ホテル運営会社にて、事業戦略の策定・ 収益改革・人材育成・業務改善などホテル運営の実務全般を経験後、当社へ入社。現在は人事制度の構築をはじめ、教育体系の立案や現場から幹部層を対象に各種研修の企画など、各企業の実情を踏まえ“人”に関する、多面的要素から戦略人事コンサルティングを行っている。「人の成長なくして組織の成長なし」が信条。
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