ビロンギング(DEI&B)とは
ビロンギング(DEI&B)とは、ダイバーシティ(多様性)/エクイティ(公平性)/インクルージョン(包括性)のダイバーシティ・マネジメントの考え方(DE&I)に、ビロンギング(帰属意識)を加えた最新のコンセプトを指す。
ビロンギングは、自分自身が周囲から大事な一員としてありのままで受け入れられ、居場所が会社にあると感じられる環境づくりと定義されている。
これまでは職場における差別をなくして公正で働きやすい職場にすることを目指していたが、就労に関する考え方の変化や多様な価値観の浸透によってビロンギング(帰属意識)の必要性が認識されたことが背景と言える。
ビロンギングを高めるためには、職場の心理的安全性を確保することがポイントとなる。
そして心理的安全性を高めるためには、①理念・MVVの共有化、②多様な人材を活かす人事システムの導入、③多様な価値観を持つメンバーを柔軟にマネジメントできるリーダーの能力開発の三点が必要となる。
タナベコンサルティングでは、ビロンギング(DEI&B)の推進を人材の採用・育成・活躍・定着を高める仕組みとして自社に取り入れることを推奨している。
この用語解説をしたコンサルタント
タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
ゼネラルパートナー三瓶 怜
ホテル運営会社にて、事業戦略の策定・ 収益改革・人材育成・業務改善などホテル運営の実務全般を経験後、当社へ入社。現在は人事制度の構築をはじめ、教育体系の立案や現場から幹部層を対象に各種研修の企画など、各企業の実情を踏まえ“人”に関する、多面的要素から戦略人事コンサルティングを行っている。「人の成長なくして組織の成長なし」が信条。
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