ジュニアボードとは
ジュニアボードとは、次世代幹部や中堅社員で構成される「疑似役員会」のことである。通常の役員会とは別で開催され、社員目線で経営課題の調査・検討・解決策の提案を行う機能を有する。経営課題に触れることにより、通常の研修よりも経営意識が高まりやすいプログラムである。また、経営陣とは違った斬新なアイデアが生まれることも期待できる。元々は、1932年にアメリカの大手香辛料メーカーのマコーミック社が考案したと言われており、日本国内でも大手衛生用品メーカーのユニ・チャーム株式会社などが導入したことで知られている。タナベコンサルティングでは、ジュニアボードを組成する際、縦軸に階層・横軸に部門を置き、斜めに切るようにメンバーを構成することを推奨している。また、次世代の経営チームづくりの目的で導入する企業も増えている。
この用語解説をしたコンサルタント
タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
ゼネラルパートナー西村 直人
「人は変わる、変えられる」を信条に人事制度構築や人材育成の仕組みづくりなど、人事全般のコンサルティング活動を展開中。また、人材育成面では、経営者から新入社員までのプログラムの設計から運営で幅広く活躍、特に、幹部~若手クラスの人材育成のノウハウには定評がある。
関連ウェビナー