人事・経営用語集

複線型人事フレームとは

複線型人事フレームとは、キャリアパスの一種であり、等級や役職の上がり方に複数のコースがあるキャリアパスを指す。
コースの例としては、管理職を目指すコース・専門性に特化するコースなどが挙げられる。また、職種特性が大きく異なる場合は、職種ごとにコース設計をする場合もある。
メリットとして、社員の能力・意向に合わせた柔軟なキャリアパスを描けること、専門性の高いスペシャリストを育成しやすい一方、デメリットとしてはキャリアパスの設計や評価の運用が複雑化するため、設計・運用の難易度が高いことが挙げられる。
タナベコンサルティングとしては、定期的にキャリアパスの設計を見直し、自社の状況に合った制度へとブラッシュアップしていくことを推奨している。
対義語として、単線型人事フレームがある。

この用語解説をしたコンサルタント

西川 美空

タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
チーフマネジャー

西川 美空

中堅企業向け人事制度再構築コンサルティングや、中堅・若手・新入社員向けセミナーに従事している。「クライアントへ寄り添い、企業と社員の成長に寄与する」をモットーに、最適な組織と人づくりを支援できるコンサルタントを目指している。

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タナベコンサルティンググループとは

タナベコンサルティンググループは「日本には企業を救う仕事が必要だ」という志を掲げた1957年の創業以来
68年間で大企業から中堅企業まで約200業種、18,900社以上に経営コンサルティングを実施してまいりました。
企業を救い、元気にする。私たちが皆さまに提供する価値と貫き通す流儀をお伝えします。

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