絶対評価とは
絶対評価とは、予め定められた評価基準に沿って、個人の能力・成績のみを評価する方法のことである。
一方、所属する組織内での他の社員との比較により、相対的な能力・成績を評価する方法を相対評価という。
絶対評価のメリットは、自らの仕事に対する成果(結果)が直接評価されることにより、評価結果に納得感が得られやすいことや、モチベーション向上に繋がることが挙げられる。
デメリットとしては、評価の中身に対する正しい理解と部下(メンバー)の働きぶりを正確に観察しておかなければ、評価結果の格差がつけにくいこと、人件費のコントロールがしにくいことが挙げられる。一次評価を絶対評価で行い、二次評価を相対評価で行うような運用方法もある。
タナベコンサルティングでは、事業特性や、組織の状態を踏まえて、適切な評価方法を選択することを推奨している。
また、絶対評価、相対評価いずれを選択する場合でも、評価者研修を実施し、人事制度に基づいた客観的・公平な評価が行えるように取り組むべきである。
この用語解説をしたコンサルタント
タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
チーフマネジャー村田 幸人
人事制度再構築(調査、分析、制度構築、運用支援等)コンサルティングや、幹部人材育成等の階層別研修、考課者・被考課者研修等の集合研修を行う。製造業、卸売業、物流業を中心に、上場企業から中堅中小企業まで「クライアントサクセス」を求め、人的資本経営を支援している。
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