人事・経営用語集

退職金制度とは

退職金制度とは、企業が退職者に対して働きぶりや勤続年数など、ある一定のルールに基づき金銭等を支給する制度である。
退職金制度の導入は賃金制度とは異なり、制度化するかどうかは任意である。その中でも、退職金制度を導入している企業は全体の75.5%(厚生労働省:就労条件総合調査結果より)である。
導入企業の目的は以下の3つである。


①社員の長期勤続を奨励する
②福利厚生の一環として導入
③退職後の生計を支える


しかし一方で、年功序列型の組織からの脱却や定年制度の撤廃を進める企業も増えてきており、人事戦略と上記で示す導入目的が合わず、退職金の減額や退職金制度そのものを見直す企業も多い。
タナベコンサルティングとしては、人事戦略に基づき人事制度のサブシステムとして何のための制度であるか目的を再定義した上で、退職金制度を見直すことを推奨している。

この用語解説をしたコンサルタント

山中 惠介

タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
ゼネラルマネジャー

山中 惠介

総合ファッション企業で人事労務・採用・育成等のHR領域の実務経験後、当社へ入社。現場での実務経験を活かし「採用」「育成」「活躍」「定着」の4つをバランスよく取り入れた戦略人事の構築とクライアントに寄り添うコンサルティングを信条としている。社員が継続的に活躍・成長していく仕組みづくりを中心に、組織における人材育成・人材活躍も支援している。

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