静かな退職とは
「静かな退職」とは、会社を辞める意思を示さず、仕事への熱意を失い、必要最低限の業務しか行わない状態を指す。
静かな退職が起きる背景には以下の要因がある。
・プライベートを過度に重視し、自己実現を求めない姿勢
・会社や評価への不満によるモチベーションの低下
・過度なストレスやプレッシャーによる燃え尽き症候群
静かな退職は職場にいくつかのデメリットをもたらす。
1つ目は、雇用関係が続くため一見労働力不足を引き起こさないように見えるが、実際には周囲の負担が増え、不公平感を生む。
2つ目は、周囲のモチベーションを低下させ、組織内のイノベーションを阻害する。
タナベコンサルティングは、静かな退職を防ぐために働きがいの向上を提言する。
具体的には、適正な評価を実現するための考課者訓練や評価制度の見直し、キャリアパスの選択肢を広げ挑戦できる環境の整備、職場環境(オフィス環境・作業環境)の改善などを推奨する。
この用語解説をしたコンサルタント

タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
チーフマネジャー村田 幸人
人事制度再構築(調査、分析、制度構築、運用支援等)コンサルティングや、幹部人材育成等の階層別研修、考課者・被考課者研修等の集合研修を行う。製造業、卸売業、物流業を中心に、上場企業から中堅中小企業まで「クライアントサクセス」を求め、人的資本経営を支援している。