年収の壁とは
「年収の壁」とは、配偶者や親の扶養内で働くパートやアルバイト労働者において、一定の年収を越えると社会保険料の負担が発生し、手取り金金額が減るという仕組みのことである。
「年収の壁」は以下の通り大きく2種類ある。
①所得税に関するもの(103万円の壁 ・ ※160万円の壁)
②社会保険に関するもの(106万円の壁 ・ 130万円の壁)
※税制改正により、令和7年から給与収入200万円以下の方を対象に所得税負担の収入上限が160万円に引き上げられた。
年収の壁を越えてしまった場合の税金負担は労働者にとって大きな負担になり、労働意欲の低下やインフレキシブルな働き方などの影響を与えることとなる。
タナベコンサルティングでは、雇用側は柔軟な勤務制度や待遇の調整、労働者側は自身のライフプランに基づく働き方の検討と制度への理解など双方の工夫によって「年収の壁」への対応を図ることを推奨する。
この用語解説をしたコンサルタント