人事・経営用語集
ガラスの天井とは
「ガラスの天井」とは、特に女性やマイノリティが、組織や社会で一定の地位や役割に到達することを阻む目に見えない障壁のことである。
その名の通りガラスのように透明で見えにくいが存在する壁であり、無意識の偏見、文化的な慣習、固定観念などによって形成される。
この問題は個人の能力や努力のみでは解決が困難であり、組織全体の文化や制度の見直しが必要である。
具体的な対策として、公平性を確保するための採用・昇格基準の見直し、育児や介護など家庭の事情を抱える人でも働きやすい柔軟な働き方の導入等の対策が挙げられる。
「ガラスの天井」を打破することは、個人のキャリア形成だけでなく、組織全体のイノベーションや競争力向上にもつながることが期待される。
タナベコンサルティングでは、経営者や人事責任者(HRBP)が積極的にこの問題に理解を示し、組織全体で取り組むことを推奨している。
関連情報
TCG REVIEW 人材価値を創造する
ーファーストコールカンパニーフォーラム 2023ー
「投資により、人材の価値を新しく創造する」「人材の力を高めることで、企業価値を高める」をテーマに開催し、 全国1700名の経営者・リーダーが視聴したタナベコンサルティング「ファーストコールカンパニーフォーラム2023」(2023年6~8月、オンデマンド開催)の講演内容の再編集版。
この資料をダウンロードする