リカレントとは
リカレントとは、職業人生が長期化する中、労働者のキャリアパスを再構築するために、労働者自身が自律的・主体的に学び・学び直し、新たな知識やスキルを習得することである。
混同されやすいものとして「生涯学習」という言葉があるが、リカレントは仕事に活かすための知識・スキルの習得を目的とするものであり、生涯にわたり広く学習するというよりも目的がより明確である。
近年、雇用の流動化、メンバーシップ型からジョブ型へのシフト、副業・テレワーク解禁、AI・RPAによる業務革新など労働環境の変化が加速する中、会社に依存しないキャリアアップが必須であり、その必要性は高まっている。
教育訓練給付金や人材開発支援助成金など、公的機関からのリカレント教育支援も存在している。
この用語解説をしたコンサルタント
タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
ゼネラルマネジャー三好 皓之
大手食品メーカーにて、製造現場のマネジメントと人事部門で採用・育成を中心とした人事実務を経験後、当社へ入社。現在はHRを専門領域とし、「笑顔で経営を、会社と従業員、その家族の幸せを」の実現を信条に、製造現場と人事の経験を活かし、組織と人づくりを通じ、顧客の成長と人材の成長の実現に取り組んでいる。