教育訓練給付金とは
教育訓練給付金とは、働く個人の主体的な能力開発やキャリア形成を支援し、雇用の安定と就職の促進を目的として、厚生労働大臣が指定する教育訓練を修了した際に、受講費用の一部が支給される制度のことである。
補助金や助成金は主に事業者を対象にしているのに対し、給付金は主に個人を対象にしているものが多く、教育訓練給付金も個人の主体的な能力開発を支援している。
給付条件に、雇用保険の加入期間などの条件があり、管轄のハローワークで確認することができる。
対象となる教育訓練は、レベルなどに応じて3種類があり、それぞれ給付率が異なる。
1.専門実践教育訓練
(1)中長期的キャリア形成に資する教育訓練が対象
(2)最大で受講費用の70%、年間上限56万円を給付
2.特定一般教育訓練
(1)速やかな再就職及び早期のキャリア形成に資する教育訓練が対象
(2)受講費用の40%、上限20万円を給付
3.一般教育訓練
(1)その他の雇用の安定・就職の促進に資する教育訓練が対象
(2)受講費用の20%、上限10万円を給付
対象の教育訓練は、約15,000講座あり、具体的な講座は、教育訓練給付制度検索システムから検索可能である。
この用語解説をしたコンサルタント
タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
チーフコンサルタント西川 美空
中堅企業向け人事制度再構築コンサルティングや、中堅・若手・新入社員向けセミナーに従事している。「クライアントへ寄り添い、企業と社員の成長に寄与する」をモットーに、最適な組織と人づくりを支援できるコンサルタントを目指している。
関連ウェビナー