OJTトレーナーとは
OJTトレーナーとは、OJTにおける指導役を指し、指導される側をトレーニーと呼ぶ。
単に業務内容を教えるだけでなく、コミュニケーションを取りながらトレーニーの特性を理解し、個々に合わせた教育を行うことが主な役割となる。 OJTトレーナーが仕事やOJTの目的・自身の役割を理解し、責任ややりがいを持ちながら育成することで、より質の高いOJTを実現することができる。
また、自身もトレーニーを育成することにより担当業務のスキルおよび理解度を高めることが可能であるため、OJTはトレーナー・トレーニー双方にとって有効的な育成手法である。
「企業は人なり」というように、そこで働く「人」がどのようなスキルを持ち、どのような考えで働くかによって企業は大きく変化する。
つまり、OJTトレーナーがいかにトレーニーのモチベーションを高めながら、適切な教育を行い、トレーニーのスキルを高めていくかが企業の成長を左右する。 加えて、組織の活性化や若手の離職防止にも影響を及ぼすためOJTトレーナーは非常に重要な役割を担うことととなる。
留意点として、OJTトレーナーに一方的に任せるのではなくOJTトレーナーに対するマインドセットを行い、トレーナーの目的・求められること・メリットを理解させることや指導力を身に着ける研修をするなど企業としてOJTトレーナーを育てることで質を向上させられる。
この用語解説をしたコンサルタント
タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
チーフコンサルタント西川 美空
中堅企業向け人事制度再構築コンサルティングや、中堅・若手・新入社員向けセミナーに従事している。「クライアントへ寄り添い、企業と社員の成長に寄与する」をモットーに、最適な組織と人づくりを支援できるコンサルタントを目指している。
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