企業型DC
企業型確定拠出年金とは
企業型DCとは、企業型確定拠出年金(Defined Contribution Plan)を指し、企業が掛金を毎月積み立て(拠出)し、社員(加入者)が自ら年金資産の運用を行う制度である。
少子高齢化や平均寿命の高まりによる将来に対する不安から、企業年金や退職金制度の一つとして注目を浴びている。
企業型DCは社員側と企業側の双方にメリットがある制度である。それぞれ下記に3つのメリットを記載する。
【社員側】
①拠出額(掛け金)が非課税となり、所得税や住民税を減らす事ができる。
②運用によって出た利益に対し、その金額が非課税となる。
③60歳以降に受け取る際に税金控除を受ける事ができる。
【企業側】
①拠出額(掛け金)を社会保険の報酬額から外す事ができるため、実質人件費削減に繋がる。
②福利厚生の一つとして求職者にアピールする事ができ、採用に有利となる。
③既に確定給付年金を導入している企業は運用リスクを無くすことに繋がる。
上記で示すように様々な導入メリットはあるものの、継続的な社員への周知や企業側の一部手続きが必要であるため、
タナベコンサルティングでは企業規模や管理部の能力など総合的に鑑みた上で自社に応じた退職金制度の導入を推奨している。
この用語解説をしたコンサルタント
タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
チーフマネジャー山中 惠介
総合ファッション企業で人事労務・採用・育成等のHR領域の実務経験後、当社へ入社。現場での実務経験を活かし「採用」「育成」「活躍」「定着」の4つをバランスよく取り入れた戦略人事の構築とクライアントに寄り添うコンサルティングを信条としている。社員が継続的に活躍・成長していく仕組みづくりを中心に、組織における人材育成・人材活躍も支援している。
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