スキルマップとは
スキルマップとは、社員一人ひとりが有しているスキルを可視化した一覧表のことである。海外ではスキルマトリックスと呼ばれることが一般的である。
スキルマップ作成のメリットとして、次の4点が挙げられる。
(1)人材配置の判断材料となること
(2)社員教育のマイルストーンの明確化
(3)成長度を人事評価に活用可能
(4)人材採用の指標となること
一方、デメリットとしてはスキルを明確化・細分化する手間を要する点が挙げられる。業務を明確に分類することができなければ、スキルマップを作成することはできない。
よって、スキルマップはすべての業界に適しているわけではなく、製造業界やIT業界といった単純作業や専門スキルを要する業界との相性が良い。
タナベコンサルティングでは、作成の目的を明確化することはもちろん、自社の戦略とスキルマップ作成のメリットが合致しているかを精査したうえで導入いただくことを推奨している。
この用語解説をしたコンサルタント
タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
チーフコンサルタント山本 幸生
人材業界にて、製薬・食品・化学業界から公的機関・大学まで、約100社の採用課題の解決支援を行う。また、マネジャーとして、業務オペレーション改革を実施したのち、当社に入社。「社員全員が満足して働ける会社づくり」を信条に、企業成長と社員満足度向上の両立を目指したコンサルティングを行う。
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