コンピテンシーとは
コンピテンシーとは、高い成果を残している社員に共通して見られる行動特性のことである。
その行動特性を、人事評価・採用面接・社員教育の指標として活用をすることで、自社にマッチした評価制度や教育方針を立案することができる。
コンピテンシーは職種や役割(等級や階層)ごとに設定されるのが一般的である。
また、具体的行動を単に行動特性と捉えるのではなく、内面(人間性・志向性・価値観など)の要素を行動特性として設定するという特徴がある。
コンピテンシーの導入メリットとして、社員が目指す姿が明確になること、人事評価が明確となり納得感が生まれること、採用方針が明確になることが挙げられる。
一方、導入には一定の手間がかかることがデメリットである。また、会社の成長に伴いコンピテンシーも随時アップデートしていかなければ、制度疲労を起こしてしまうため注意が必要である。
この用語解説をしたコンサルタント

タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
チーフコンサルタント柴田 貴也
大手人材派遣会社にて採用支援・人材育成事業に従事。その後新規事業の立ち上げで飲食・宿泊事業の責任者として従事した後、当社へ入社。「社員がイキイキと働き、主体的に取り組む組織作り」を信条のもと、戦略的な人事コンサルティングを行っている。
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