コンセプチュアルスキルとは
コンセプチュアルスキルとは、「概念化能力」とも呼ばれ、複雑な事象を概念化することにより物事の本質を把握する能力を指す。
さまざまな出来事や課題に直面したときに、その事象に共通するポイントや本質的な課題を素早く見抜き、正しい判断へと導ける力のことである。
ハーバード大学の経営学者、ロバート・L・カッツ氏によって提唱された。また、階層別に必要なスキルをモデル化した「カッツモデル」(同ロバート氏提唱)では、上位の役職になるほど必要となり、特にトップマネジメント層において重視すべきスキルとして定義されている。
具体的には、"ミッション・ビジョン構築力"、"論理的思考力(ロジカルシンキング)"、"批判的思考力(クリティカルシンキング)"などが挙げられる。
タナベコンサルティングでは、各社における階層別の必要なコンセプチュアルスキルを定義し、それに合ったテーマ別研修や階層別研修を実施することを推奨している。
この用語解説をしたコンサルタント
タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
チーフマネジャー西 瑞穂
社員にとって働きやすい組織、長く働き、貢献できる組織づくりをテーマに、多くの中堅中小企業向けの人事制度構築や教育制度構築に携わる。フレッシュな発想とナラティブな行動力でコンサルティングプロジェクトに取り組んでいる。また、セミナー・研修での指導・コーディネーターを通じ中堅・若手・新入社員の成長を支援している。
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