人事・経営用語集

人材育成方針とは

人材育成方針とは、組織が社員の成長と発展を促進するために策定する方針や計画のことを指す。人材育成方針は、以下の観点を含めると良い。


①目標設定: 社員の育成に関する具体的な組織としての目標を設定する。
②教育プログラム: 社員の成長を支援するためにどのようなプログラムを提供するかを示す。カッツモデルに従って表現されることが多い。
③評価とフィードバック: 社員の評価や具体的なフィードバックについての考え方や制度を表す。
➃キャリア開発: 社員に対し、目標設定やキャリア面談、異動の機会の提供など、どのような制度でこれを支援するのかを示す。
⑤マネジメントの支援: マネージャーやリーダーが社員の成長を促進するための支援を行う体制と、これを強化する仕組みを表す。


タナベコンサルティングでは、人材育成方針を基に人事制度や教育制度をくみ上げることはもちろん、一貫したポリシーを対外的にも示すことができ、人的資本を高める取り組みをステークホルダーへ表明することができるため、策定することを推奨している。

この用語解説をしたコンサルタント

西村 直人

タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
エグゼクティブパートナー

西村 直人

「人は変わる、変えられる」を信条に人事制度構築や人材育成の仕組みづくりなど、人事全般のコンサルティング活動を展開中。また、人材育成面では、経営者から新入社員までのプログラムの設計から運営で幅広く活躍、特に、幹部~若手クラスの人材育成のノウハウには定評がある。

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