リファラルとは
リファラルとは、「紹介」「推薦」という意味で、近年ではリファラル採用という既存社員からの就職希望者・優秀な人材を紹介してもらう制度として、一般的に使われるようになった。優秀な社員は優秀な人材を呼んでくる可能性が高く、自社の情報やカルチャーが事前に伝わっていることもあり、ミスマッチを低減できる可能性が高い点、またコストについても一般的には人材紹介会社経由の応募よりも抑えられるというメリットがある。一方で、既存社員と似た属性の社員が集まる可能性があり、加えて面接時の評価が一般的な応募者よりも高くつく(断りにくい)懸念があり、入社後の活躍度にムラが出ることが考えられる。このため、既存社員への説明時には、採用基準を明確に伝え、この情報を常に最新化しておくことが必要なである。また、入社後の育成や配置に関しても一定の配慮をしながら、公私混同とならぬよう一定の線引きを慎重に行うことが成功のポイントである。タナベコンサルティングでは、少人数を社内プロジェクト化したリファラル戦略を推奨している。
この用語解説をしたコンサルタント
![立入 俊介](/asset/img/consultant/shunsuketachiiri.png)
タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
チーフマネジャー立入 俊介
総合人材サービス会社にて、大手~中堅中小企業の新卒採用・人材育成支援に従事し、プレイングマネジャーとして組織マネジメントを担い、社内外両面の組織改革の経験後、当社へ入社。採用領域での知見を活かし、「社員が活き活きと働き、周囲に薦めたくなる組織作り」の信条のもと、顧客の理念・ビジョン・企業風土・採用競争力・制度設計・グループ人事まで、多面的要素から戦略的な人事コンサルティングを行っている。
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