人事能力とは
人事能力とは、人事部門として役割・業務を遂行する上で必要な能力・スキルを指す。
人事部門に求められる役割・業務範囲は多岐に渡るが代表的な能力・スキルを5つ紹介する。
①傾聴力・コミュニケーション力:社員の声に耳を傾け、各種施策に落とし込んでいく能力や現場指導する能力を指す
②事務処理能力:賃金など間違えてはいけないデータ作成やPC操作能力、タスク処理スピードを指す
③分析力・現状認識力:評価結果の集計や各種データ分析を通した現状課題を捉える能力を指す
④企画力:現状課題より具体的な施策に落とし込んでいくことや人事企画を発案する能力を指す
⑤コンプライアンス:労働基準法に関する基礎知識や改定される法規制に対応する能力を指す
近年人的資本が注目されており、人事部門は定例的な人事管理(オペレーション業務)に加え、高度専門的な戦略を構築するよう要求レベルが高まっている。
タナベコンサルティングでは人事部の求められる役割に応じて、人事部門へのマインドセットやスキルアップデートに継続的に取り組み、自社独自の人的資本経営を推進していくようメンバーに対する継続的な働きかけ(動機付け)を行うことを推奨している。
この用語解説をしたコンサルタント

タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
チーフマネジャー山中 惠介
総合ファッション企業で人事労務・採用・育成等のHR領域の実務経験後、当社へ入社。現場での実務経験を活かし「採用」「育成」「活躍」「定着」の4つをバランスよく取り入れた戦略人事の構築とクライアントに寄り添うコンサルティングを信条としている。社員が継続的に活躍・成長していく仕組みづくりを中心に、組織における人材育成・人材活躍も支援している。