年俸制度とは
年俸制度とは経験やスキル、貢献度に応じて1年単位で報酬を定める給与体系のことである。賃金の支払い方法は1年間の給与を12ヶ月で割って毎月支払う場合や、14等分し、2ヶ月は賞与にあてるケースなど企業によって様々である。年俸制度を導入するメリットとして、企業は年間の人件費を把握することができ、人件費のコントロールがしやすい点がある。従業員も年間収入額の見通しが立てやすい点が挙げられる。また年俸制度は成果を中心に評価するケースが多く、能力の高い社員や貢献度の高い社員の成果を報酬に反映しやすい特徴がある。一方で、年間の報酬が決まっているため、成果がすぐに反映されにくい点や、成果によっては賃金が下がる可能性があるため、社員のモチベーションに影響する可能性がある。
タナベコンサルティングでは、業種特性や受注特性を踏まえて、年俸or半期年俸制度の導入を検討することを推奨している。
この用語解説をしたコンサルタント

タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
チーフコンサルタント柴田 貴也
大手人材派遣会社にて採用支援・人材育成事業に従事。その後新規事業の立ち上げで飲食・宿泊事業の責任者として従事した後、当社へ入社。「社員がイキイキと働き、主体的に取り組む組織作り」を信条のもと、戦略的な人事コンサルティングを行っている。