BPR(Business Process Re-engineering)とは
BPR(Business Process Re-engineering)とは、企業や組織の業務プロセスを根本的に見直し、再構築することで業績を大幅に改善する手法を指す。
BPRによって、コスト削減、品質向上、作業効率アップなどによる生産性の向上を実現することができる。
HR領域においても用いられる手法で、人事業務プロセスの効率性を向上させるだけでなく、組織全体のパフォーマンスを向上させるための戦略的な取り組みとして活用されている(人事BPR)。
人事BPRは、一般的に①現状分析→②目標設定→③再構築→④実行→⑤評価と改善、というステップで導入を進めていくが、BPRは大規模な変革を伴うため、従業員の反発や抵抗が課題となることが多い。
また、昨今ではHRテクノロジーを活用することも一般的となっているが、導入することが目的になってしまい、使いこなすことができず、余計な工数やコストがかかってしまう例も見受けられる。
タナベコンサルティングでは、単なる業務効率の向上を目的とせず、経営課題や組織課題を解決する仕組みとして自社に取り入れることを提唱しているが、導入においては組織カルチャー変革の必要性やその変革施策も同時に検討を進めることを推奨している。
この用語解説をしたコンサルタント
![岡原 安博](/asset/img/consultant/yasuhirookahara.png)
タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
ゼネラルパートナー岡原 安博
外資系ラグジュアリーブランドで店舗マネジメントに従事後、人事コンサルティング会社にて組織・人事領域のコンサルティング、教育、組織開発等の経験を経て、当社へ入社。人事領域全般のコンサルティングを中心に、上場・中堅企業の人事制度・教育体系の構築において数多くの実績を持つタナベトップコンサルタントの一人。