二次評価者(役割)とは
人事評価における二次評価者の役割は、一次評価者から提出された評価を並べ、評価が甘くなりすぎていないか、厳しくなりすぎていないかを確認の上、全体バランスを調整することが主な役割である。
二次評価者と言えど企業規模や部下の人数によって役割は変わるものの、可能であれば一次評価者と同じように観察・対話・記録を通じて評価を付けることが好ましい。
また、一次評価者から出された評価結果に変更を加える場合は、必ず一次評価者に対するフィードバックを行い、目線合わせを行う。
その繰り返しの結果、二次評価者と一次評価者が同じ視点になり、一次評価者から提出された評価結果を二次評価者が調整することなく評価が決定する状態が最も良い状態である。
タナベコンサルティングでは、一次評価者と二次評価者の目線合わせを行う場を仕組みの中に組み込み、ルールとして運用することを推奨している。
この用語解説をしたコンサルタント
タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
チーフマネジャー山中 惠介
総合ファッション企業で人事労務・採用・育成等のHR領域の実務経験後、当社へ入社。現場での実務経験を活かし「採用」「育成」「活躍」「定着」の4つをバランスよく取り入れた戦略人事の構築とクライアントに寄り添うコンサルティングを信条としている。社員が継続的に活躍・成長していく仕組みづくりを中心に、組織における人材育成・人材活躍も支援している。