一次評価者(役割)とは
人事評価における一次評価者の主となる役割は以下の3つである。
1.観察:被評価者の働きぶりや成果・貢献を正しく把握する
2.対話:実際の働きぶりを軸に不足がある点や良かった点を伝える
3.記録:観察内容や対話内容を記録し、評価するタイミングで忘れないようにする
この3つの役割を通じて一次評価者は定められている評価基準や評価の着眼点に基づき絶対評価を前提に評価行うことが好ましい。
また、被評価者に近い立場である事から評価のフィードバックも一次評価者が行うケースが多い。
タナベコンサルティングとしては、一次評価者の役割を正しく担えるように評価の目線合わせや自分自身の評価基準が正しくできているのか振り返る機会を設ける機会として、定期的かつ継続的な考課者研修の実施を推奨する。
この用語解説をしたコンサルタント
タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
チーフマネジャー山中 惠介
総合ファッション企業で人事労務・採用・育成等のHR領域の実務経験後、当社へ入社。現場での実務経験を活かし「採用」「育成」「活躍」「定着」の4つをバランスよく取り入れた戦略人事の構築とクライアントに寄り添うコンサルティングを信条としている。社員が継続的に活躍・成長していく仕組みづくりを中心に、組織における人材育成・人材活躍も支援している。