ウルリッチモデルとは
ウルリッチモデルとは、戦略人事を実現するにあたり、人事部の役割を整理した考え方である。
※戦略人事については こちらを参照
アメリカの経済学者ウルリッチ氏が提唱しており、以下4つに分けられる。
1.戦略のパートナー
→人事戦略と事業戦略を連動させ、経営を推進する役割
2.管理のエキスパート
→組織内の制度や仕組みを整備し、組織の効率を高める役割
3.社員のチャンピオン
→社員の声に耳を傾け、管理者と連携して人材育成に力を入れる役割
4.変革のエージェント
→組織理念の浸透・共有化を促進し、人材育成を通じて組織を変革する役割
従来は、管理のエキスパートや社員のチャンピオンといった日常のオペレーションに関わる役割を担うことが多かったが、
今後、戦略のパートナーや変革のエージェントといった、戦略に軸を置いた役割が求められている。
タナベコンサルティングでは、戦略人事の実現に向けて、人事部門が担っている役割を見直し、再構築することを推奨している。
この用語解説をしたコンサルタント

タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
チーフコンサルタント西川 美空
中堅企業向け人事制度再構築コンサルティングや、中堅・若手・新入社員向けセミナーに従事している。「クライアントへ寄り添い、企業と社員の成長に寄与する」をモットーに、最適な組織と人づくりを支援できるコンサルタントを目指している。
