人事・経営用語集

ハロー効果とは

ハロー効果とは、ある対象を評価するときに、その一部の特徴的な印象に引きずられて、全体の評価をしてしまう現象のことを指す。
ある人物の特性について「優れている」という印象を感じた場合に、他の特性についても全てが優れていると判定してしまう。一方で、「優れていない」という印象を感じた場合は、何もかも悪いと判定してしまうことである。
心理学では認知バイアス(認識が偏ること)の一種とされ、「halo」は日本語で「後光」や「円光」を意味するため「光背効果」、「後光効果」とも呼ばれている。
ハロー効果による評価エラー(評価の偏り)を防ぐためには、評価エラーを防ぐ仕組みづくりが重要であり、評価基準・評価項目の明確化や評価理由の明文化が重要である。
また、複数名による多角的な視点での評価の実施も有効である。

この用語解説をしたコンサルタント

山口 莉乃

タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
チーフマネジャー

山口 莉乃

企業の持続的成長を支えるコンサルタントとして、業界・企業特性に即した次世代幹部育成、SDGs実装、組織風土改革支援などを多面的にサポート。特に、SDGsに共感する中堅・中小企業の輪を広げるため、SDGs・ESG経営研究会の企画・立上げを担い、多くの企業のSDGs実装支援に携わっている。また、製造業・建設業・サービス業を中心に研修・講演を数多く手掛け、次世代幹部・若手リーダーのキャリア開発・モチベーションアップに繋げる実績に、高い評価を受けている。

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