ハロー効果とは
ハロー効果とは、ある対象を評価するときに、その一部の特徴的な印象に引きずられて、全体の評価をしてしまう現象のことを指す。
ある人物の特性について「優れている」という印象を感じた場合に、他の特性についても全てが優れていると判定してしまう。一方で、「優れていない」という印象を感じた場合は、何もかも悪いと判定してしまうことである。
心理学では認知バイアス(認識が偏ること)の一種とされ、「halo」は日本語で「後光」や「円光」を意味するため「光背効果」、「後光効果」とも呼ばれている。
ハロー効果による評価エラー(評価の偏り)を防ぐためには、評価エラーを防ぐ仕組みづくりが重要であり、評価基準・評価項目の明確化や評価理由の明文化が重要である。
また、複数名による多角的な視点での評価の実施も有効である。
この用語解説をしたコンサルタント
タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
コンサルタント坂田 一馬
ブランドリユース専門店にて、販売、買取仕入れ、店舗管理・運営(店長)、社員教育(バイヤーリーダー)を経験後、人事コンサルティング会社にて組織・人事領域のコンサルティングを経験し、当社に入社。人事制度構築を強みとし、多面的要素から人事領域のコンサルティングを行う。「人の成長こそ組織成長の原点」との想いを大切に、顧客の課題解決に向き合い続けている。
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