基準内賃金とは
基準内賃金とは、一般的に残業代等の割増賃金を計算する際の基準額に該当する賃金のことを指す。
賃金総額から労働基準法(第37条第5項、施行規則第21条)で定められた「割増賃金の基礎となる賃金から除外できるもの」(基準外賃金)を引いたものが基準内賃金となる。
※基準外賃金の用語集も参考にしていただきたい。
基準内賃金という名称で定義された法律等は存在しておらず、それぞれの会社によって定義されている。
そのため、毎月固定的に支払う賃金のすべてを基準内賃金として扱い、基本給や役職手当等に加え、家族手当や通勤手当といった労働とは関係性が薄く、個人的事情に基づいて支給される手当を含める場合もある。
この用語解説をしたコンサルタント
タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
チーフコンサルタント西川 美空
中堅企業向け人事制度再構築コンサルティングや、中堅・若手・新入社員向けセミナーに従事している。「クライアントへ寄り添い、企業と社員の成長に寄与する」をモットーに、最適な組織と人づくりを支援できるコンサルタントを目指している。
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