アンラーニングとは
アンラーニングとは、過去の経験や知識、習慣、行動様式などを意識的に手放し、新しい知識やスキル、考え方を獲得・適応していくプロセスを指す。
過去の成功体験や常識が通用しなくなる場面が増えた変化の激しい現代において、組織や個人が成長し続けるためには、古い考え方や行動様式に固執するのではなく、積極的にアンラーニングに取り組むことが重要視されている。
何を手放すか、何を吸収するかの判断軸は個人や組織の置かれている状況によって異なるが、一般的に、陳腐化した知識・スキル、過去の成功体験、非効率な習慣は手放し、将来の成長に必要な知識・スキル、新しい視点・考え方、変化への対応力は吸収することが多い。
アンラーニングのポイントは3点である。
①柔軟性 : 環境変化に合わせて判断軸を柔軟に見直す
②継続性 : 一度きりの取り組みで終わらせず、継続的に実施する
③組織的対話 : 現状と将来のギャップを踏まえて、手放すもの・吸収するものについて組織内でオープンに議論する
タナベコンサルティングでは、上記3点を押さえたアンラーニングを通じて、変化に強い組織構築と個人の成長促進を推奨する。
この用語解説をしたコンサルタント

タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
チーフコンサルタント鈴木 大誠
「クライアントに寄り添い、組織・個人の成果最大化に貢献する」をモットーに、中堅・中小企業向けの人事制度再構築や教育制度構築に従事している。 また、中堅・若手・新入社員を対象とした研修の企画・運営や、コーディネーターとして講義・指導も担っている。