人事コラム
内定率が高い企業の特徴は?
自社の持ち味を明確にし、内定率を高めよう!
激化する新卒採用の中で、選ばれる会社はどんな工夫をしているのか。企業が新卒採用において競争力を持つためには、単に求人を出すだけでは不十分です。多くの企業が新卒採用に力を入れる中で、優れた人材を引き寄せるためには、独自の魅力や戦略が求められます。
内定率を高めるために自社の強みを明確化しましょう。
企業が内定率を上げるためには、自社の強みをしっかりと把握し、
明確にすることが重要です。
学生が企業を選ぶ際のポイント
新卒採用を考える学生は、企業のどの部分に注目しているのでしょうか。
代表的な学生が重視するポイントは以下の通りです。
(1)企業の理念やビジョン
学生は、自分の価値観と合致する企業で働きたいと考えています。そのため、企業の理念やビジョンに共感できるかどうかが重要な要素です。志望動機を明確にする際にも、企業の理念が大きな影響を与えます。
(2)職場環境や企業文化
職場の雰囲気や企業文化も大切です。オープンなコミュニケーションやフラットな組織があるかどうか、また社員同士の関係が良好かどうかを気にする学生が多いです。内定者フォローの一環として、職場見学や社員との交流を設ける企業も増えています。
(3)キャリアパスや成長機会
自身の成長やキャリアアップの機会があるかどうかも重要です。研修制度やメンター制度、昇進のチャンスなど、将来のキャリアに対するサポートが求められます。内定承諾後に具体的なキャリアプランを提示する企業もあります。
(4)ワークライフバランス
働き方の柔軟性やプライベートと仕事の両立ができるかどうかも重視されます。リモートワークやフレックスタイム制度の有無が影響を与えることがあります。内定辞退の理由として、ワークライフバランスが合わないと感じるケースも少なくありません。
(5)給与や福利厚生
給与水準や福利厚生の充実度も重要な要素です。特に初任給や昇給の制度、各種手当や休暇制度などが学生の関心を引きます。新卒採用においては、これらの情報を明確に伝えることが重要です。
内定率が高い企業の特徴
内定率が高い企業には、いくつかの共通点があります。上記の5つのポイントを押さえた採用活動を行っていることはもちろんですが、それ以外にもさまざまな取り組みを行っています。
(1)積極的な採用ブランディング
競争力の向上:新卒採用市場は競争が激化しており、魅力的な企業として認知されることが求められます。強いブランドイメージを持つ企業は、求職者からの注目を集めやすくなります。内定辞退を防ぐためにも、企業の魅力をしっかりと伝えることが重要です。
(2)求職者のエンゲージメント
自社の価値観や文化を明確に伝えることで、求職者が企業に対して共感を持ちやすくなります。これにより、応募意欲が高まります。面接の際に企業の文化や価値観を具体的に伝えることが、内定承諾率の向上につながります。
(3)長期的な定着率の向上
ブランドイメージが強い企業は、入社後のミスマッチを減少させることができ、結果として社員の定着率が向上します。内定者フォローを通じて、入社後の不安を軽減する取り組みも重要です。
SNSを活用した採用ブランディング
最近では、SNSを活用した採用ブランディングやインターンシップ制度が主流となっています。SNSを活用した採用ブランディングを通じて内定率の向上を目指している企業のポイントは以下になります。
(1)ストーリーテリング
企業の文化や価値観を伝えるために、社員のストーリーや成功事例をSNSでシェアすることが効果的です。これにより、求職者は企業の雰囲気や働き方を具体的にイメージしやすくなります。内定者が入社後に感じるギャップを減らすためにも、リアルな情報発信が重要です。
(2)ビジュアルコンテンツの活用
写真や動画を使ったコンテンツは、視覚的に訴える力が強く、求職者の関心を引きやすいです。オフィスツアーや社員インタビューなどのコンテンツを作成し、SNSで発信することで、企業の魅力を伝えることができます。
(3)インタラクティブなコンテンツ
クイズやアンケート、ライブ配信などのインタラクティブなコンテンツを通じて、求職者とのエンゲージメントを高めることができます。これにより、企業への関心を深めてもらうことができます。
(4)ハッシュタグキャンペーン
特定のハッシュタグを使ったキャンペーンを展開することで、求職者が自分の体験や意見をシェアしやすくなります。これにより、企業の認知度を高めるとともに、求職者とのコミュニケーションを促進できます。
(5)社員のエンゲージメント
社員自身がSNSで企業の魅力を発信することを奨励することで、よりリアルな情報が求職者に届きます。社員の投稿をリポストしたり、社員の声を特集することで、信頼性を高めることができます。
(6)ターゲット広告
SNSの広告機能を活用して、特定のターゲット層に向けた求人情報を配信することができます。年齢、地域、興味関心などに基づいて広告をカスタマイズすることで、より効果的なリーチが可能です。
内定率を高めるインターンシップ
内定率を上げるためのインターンシップは、企業と学生の双方にとって有益なプログラムを設計することが重要です。以下に、内定率を向上させるための効果的なインターンシップにおいて重視していただきたい要素を8つ紹介します。
(1)明確な目的と目標設定
インターンシップの目的を明確にし、学生に期待される成果やスキルを具体的に示すことで、参加者が目指すべき目標を理解しやすくなります。
(2)実践的なプロジェクト
インターンシップ中に実際の業務に関わるプロジェクトを提供することで、学生は実践的な経験を積むことができます。これにより、企業の業務理解が深まり、内定後の働くイメージを想起させることに繋がります。
(3)メンター制度の導入
経験豊富な社員をメンターとして割り当てることで、学生は業務に関するアドバイスやフィードバックを受けやすくなります。メンターとの関係構築は、入社後の成長イメージが湧き、企業理解を高める要因となります。
(4)定期的なフィードバック
インターンシップ期間中に定期的なフィードバックを行うことで、学生は自分の成長を実感しやすくなります。また、企業側も学生の適性やパフォーマンスを把握しやすくなります。
(5)柔軟な勤務形態
学生の学業との両立を考慮し、フルタイムだけでなくパートタイムやリモート勤務の選択肢を提供することで、参加しやすい環境を整えます。
(6)成果の評価と報酬
インターンシップの成果に対して評価を行い、報酬や特典を提供することで、学生のモチベーションを高めることができます。これにより、企業への忠誠心も育まれます。
(7)企業文化の紹介
インターンシップを通じて企業の文化や価値観を体験させることで、学生が企業に対する理解を深め、内定後のミスマッチを防ぐことができます。
(8)フォローアッププログラム
インターンシップ終了後もフォローアップを行い、内定者との関係を維持することで、内定者の不安を軽減し、入社意欲を高めることができます。
これらの要素を取り入れたインターンシップ制度を構築することで、内定率を向上させることができます。企業と学生の双方にとって有意義な経験を提供することが、成功の鍵となります。
さいごに
採用を取り巻く環境は、今後も激化していくと想定されるため、本コラムを通して、自社の持ち味(強み)を再度見つめ直し、ブランディングの観点を踏まえ、明文化していただきたい。