OJT(実務サポート)とは
OJTとは、「On-the-Job Training」の略で、仕事を実際に行いながら必要な業務知識・スキルを習得する育成手法を指す。
企業内での人材育成の手法は、「OJT」・「OFFJT」・「自己啓発」の3種に分類されるが、その中でも「OJT]は一番、現場に近い育成手法である。
OJTは新入社員や若手社員の教育で用いられることが多く、1人の新入社員(若手社員)に1人の先輩社員が付き、実務を通じて、教育する手法が一般的である。
今すぐ必要なスキルに主眼をおいた教育訓練の色彩が強く、実践的なノウハウや知識を身につけることができる点が特徴である。
しかし、①教育訓練内容が本人の担当職務に限定されるため、体系的にスキルを習得することが難しい。②先輩社員に指導力が伴わない場合、思うような効果が得られない。といったデメリットがある。
そのためタナベコンサルティングでは、OJTを行う前に先輩社員を対象にした研修の実施や大前提として、教育を体系的に整理するためのアカデミー(企業内大学)の設立を推奨している。
この用語解説をしたコンサルタント

タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
チーフマネジャー立入 俊介
総合人材サービス会社にて、大手~中堅中小企業の新卒採用・人材育成支援に従事し、プレイングマネジャーとして組織マネジメントを担い、社内外両面の組織改革の経験後、当社へ入社。採用領域での知見を活かし、「社員が活き活きと働き、周囲に薦めたくなる組織作り」の信条のもと、顧客の理念・ビジョン・企業風土・採用競争力・制度設計・グループ人事まで、多面的要素から戦略的な人事コンサルティングを行っている。
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