人事・経営用語集

マトリックス組織とは

マトリックス組織とは、機能・事業・エリアなど異なる複数のドメインを組み合わせた網の目構造の組織を指す。
複雑さが増す経営環境にスピーディーかつ的確に適応できる高度な組織構造を目指し、複数の目的を同時に追求しようとする意図を持った組織形態である。
つまりは機能別組織が持つ専門性強化と事業部制組織が持つ事業最適化の両メリットを併せ持つことができるのが最大の魅力と言える。
昨今マトリックス組織を導入しようとする会社は増えてきているが、
「組み合わさったドメイン同士の意見が対立しやすい」「一人の社員は二人の上司から指示を受けるツーボス体制となるため指示命令系統が煩雑になりやすい」というデメリットも内在する。
これらの混乱を防ぐため、タナベコンサルティングでは明確な個人別KPIの設定、定期的な進捗管理などの見える化されたマネジメントシステムを同時に設計することを推奨している。

この用語解説をしたコンサルタント

三瓶 怜

タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
ゼネラルパートナー

三瓶 怜

ホテル運営会社にて、事業戦略の策定・ 収益改革・人材育成・業務改善などホテル運営の実務全般を経験後、当社へ入社。現在は人事制度の構築をはじめ、教育体系の立案や現場から幹部層を対象に各種研修の企画など、各企業の実情を踏まえ“人”に関する、多面的要素から戦略人事コンサルティングを行っている。「人の成長なくして組織の成長なし」が信条。

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