人事DB(人事データベース)とは
人事データベース(以下、人事DB)は、企業の人事情報を一元管理するためのシステムで、従業員の基本情報、給与、勤怠、評価、スキルなど、多岐にわたるデータを統合し、効率的に管理することができる。
人事データベース導入のメリットは3つある。
1点目:給与計算や勤怠管理、評価プロセスの自動化による人的ミスが減少することで、人事関連データの検索や集計が容易になるため、業務プロセスの効率化が図れる。
2点目:データの一元管理により情報の整合性が向上することで、重複入力やデータの不整合を防ぎ、正確な情報に基づいた意思決定が可能になる。
3点目:整合性の取れたデータを根拠として、中長期視点における人事戦略を精度高く策定することができるため、組織パフォーマンスの向上が可能となる。
人事DBのシステムを選定する際には、自社の業務フローやニーズに合ったものを選ぶことが重要である。また、導入後の運用体制の整備やデータのセキュリティ対策も欠かさず、個人情報の保護に十分に配慮する必要がある。
タナベコンサルティングでは、システムを駆使することで人事戦略の効果を最大限に引き出すことができる人事DBの導入を推奨している。
この用語解説をしたコンサルタント

タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
アソシエイト木村 彩乃
MVV策定や教育制度設計など、経営戦略に基づいた人事制度の構築支援を行っている。「誠実に向き合う」をモットーに、信頼されるコンサルタントを目指して日々業務に励んでおり、確実なタスク進行や相手を思いやる姿勢に対して、クライアントから多くの感謝をいただいている。
