COLUMN

2022.11.02

SDGs(持続可能な開発目標)とは

元国連事務総長 潘基文氏は以下のように述べています。
「企業は、SDGsを達成する上で、重要なパートナーである。企業は、それぞれの中核的な事業を通じて、これに貢献することができる。」

SDGsは地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。 企業も例外ではなく、その一員として参画が必要です。 また、SDGsはすべての企業に対し、明確に、その創造性及びイノベーションを活用して、持続的発展のための課題を解決するよう求めています。

本年2022年は、SDGsの開始年である2016年と年限である2030年の中間地点です。 既に大企業のみならず中小企業にもSDGsに取り組んでいることが当たり前となっています。 SDGsを進めるにあたり特別なルールや強制力はありません。 現在のお取り組みの見直しも含めて、改めて「SDGsについて知る」機会を設けましょう。

【引用】
SDG compass
https://sdgcompass.org/wp-content/uploads/2016/04/SDG_Compass_Japanese.pdf

SDGsとは

SDGsとは、Sustainable Development Goalsという英語の頭文字を取った略称で、「持続可能な開発目標」と訳します。「誰一人取り残さない」持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現のために、2030年を年限とする17の国際目標です。17の国際目標の下に、169のターゲットと、現在247(重複を除くと231)の指針が設定されています。

これらは、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載されています。

多くの企業は、世の中を良くするため、課題解決のために存在しています。それ故に、今の取り組みでもSDGsの目標達成に貢献している企業は多い筈です。しかし、2030アジェンダの前文には「大胆かつ変革的な手段」を取る必要性が訴求されています。既存の取り組みの延長線上ではなく、「大胆かつ変革的」に取り組む必要があります。SDGsは「もっとできることがあるのだ」と私たちに気づかせてくれています。

【参考】
我々の世界を変革する:持続可能な開発のための 2030 アジェンダ 「仮訳」
https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000101402.pdf
SDGsビジネス完全ガイド~市場規模から成功事例まで一挙ご紹介

SDGsの構造

17の国際目標

日常生活において、カラフルなロゴマークを見かける機会が多くあり、ロゴに記載されている短縮された目標の表現を頭に入れてしまいがちです。例えば「15: 陸の豊かさも守ろう」の全文は、「陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する」となります。短縮された目標だけで理解するのではなく、全文を読むことで、捉えるキーワードが増え、連想する世界が大きく広がります。

【参考】
持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けて日本が果たす役割 令和4年5月
外務省 国際協力局 地球規模課題総括課
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/SDGs/pdf/SDGs_gaiyou_202206.pdf

169のターゲット

17の目標の全文を読んでも課題が大きすぎて、具体的にどのように行動すれば良いかまでは、把握することが難しいでしょう。17の目標のもと、169のターゲットが作られています。例として、「15: 陸の豊かさも守ろう」には12のターゲットと14の指針があります。いくつかを抜き出して見てみましょう。

■ターゲット
【15.1】
2020年までに、国際協定の下での義務に則って、森林、湿地、山地及び乾燥地をはじめとする陸域生態系と内陸淡水生態系及びそれらのサービスの保全、回復及び持続可能な利用を確保する。

グローバル指標
【15.1.1】
土地全体に対する森林の割合
【15.1.2】
陸生及び淡水性の生物多様性に重要な場所のうち保護区で網羅されている割合(保護地域、生態系のタイプ別)

■ターゲット
【15.6】
国際合意に基づき、遺伝資源の利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分を推進するとともに、遺伝資源への適切なアクセスを推進する。

グローバル指標
【15.6.1】
利益の公正かつ衡平な配分を確保するための立法上、行政上及び政策上の枠組みを持つ国の数

■ターゲット
【15.a】
生物多様性と生態系の保全と持続的な利用のために、あらゆる資金源からの資金の動員及び大幅な増額を行う。

グローバル指標
【15.a.1】
(a)生物多様性の保全と持続的な利用に係るODA、並びに(b)生物多様性関連の経済手段によって生み出された歳入及び動員された資金(指標15.b.1と同一指標)

ターゲットの番号を見ると、数字ではなくアルファベットがついているものがあります。数字はゴールの中身に関するターゲットであり、アルファベットは実現方法に関するターゲットとして使い分けられています。

また、目標年が「2020年まで」とされたターゲットもあります。もともと2020年や2025年を目標年においていた国際的な合意がある場合は、SDGsではその合意の具体名には触れず、エッセンスを取り上げています。

【参考】
外務省
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/SDGs/statistics/goal15.html

SDGsの前身、MDGs

SDGsが採択される2015年以前も国際社会は、環境や社会に対して取り組みはしてきました。関わりの深い国際会議を振り返って経緯をたどると以下のようになります。

1992年 地球サミット(国連環境開発会議)
2000年 国連ミレニアム・サミット
2002年 ヨハネスブルク・サミット(持続可能な開発に関する世界首脳会議)
2012年 リオ+20(国連持続可能な開発会議)

この中の2000年、国連ミレニアム・サミットにて「ミレニアム開発目標(Millennium Development Goals)」が採択されました。MDGsでは発展途上国向けの開発目標として、2015年を期限とする8つの目標を設定されていました。(①貧困・飢餓、②初等教育、③女性、④乳幼児、⑤妊産婦、⑥疾病、⑦環境、⑧連帯)
達成できた目標もありましたが、貧困や飢餓で一部積み残しがあり、それらに継続的に取り組み、さらにより広範規模の課題に取り組もうというのがSDGsです。

持続可能な開発目標の詳細

それでは17の目標を一つ一つ解説していきます。

1: 貧困を無くそう
あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる
この目標は、2030年までに、世界中で極度の貧困にある人をなくすこと、様々な次元で貧困ラインを下回っている人の割合を半減させることなどを目指しています。貧困とは、単に収入や資産がないことだけではなく、飢餓・栄養不良、教育や基本的サービスへのアクセス不足、社会的な差別や排除、意思決定からの除外なども含むものです。また、弱い立場にある人たちが、気象変動や災害などの影響をより強くうけることも防ぐ必要があります。

2: 飢餓をゼロに
飢餓を終わらせ、食料安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する
この目標は2030年までに、飢餓とあらゆる栄養不良に終止符を打ち、持続可能な食料生産を達成することを目指しています。また、誰もが栄養のある食料を十分得られるようにするためには、環境と調和した持続可能な農業を推進し、生産者の所得を確保し、農業生産性を高めるための研究・投資を行う必要があります。

3: すべての人に健康と福祉を
あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する
この目標は、母子保健を増進し、主要な感染症の流行に終止符を打ち、非感染性疾患と環境要因による疾患を減らすことを含めて、あらゆる年齢のすべての人々の健康と福祉を確保することを目指しています。

4: 質の高い教育をみんなに
すべての人々への包摂的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
この目標は、2030年までにすべての子供が平等に質の高い教育を受けられるようにすること、高等教育にアクセスできることを目指しています。また、働きがいのある人間らしい仕事や企業に必要な技能を備えた若者・成人の割合を大幅に増加させることもねらっています。

5: ジェンダー平等を実現しよう
ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う
この目標は、女性が潜在能力を十分に発揮して活躍できるようにするため、教育や訓練の充実はもとより、有害な慣行を含め、女性と女児に対するあらゆる形態の差別と暴力をなくすことを目指しています。経済分野においても、あらゆるレベルの意思決定において女性の平等な参画とリーダーシップの機会の確保が求められています。

6: 安全な水とトイレを世界中に
すべての人々の水と衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する
この目標は飲料水、衛生施設、衛生状態を確保するだけではなく、水源の質と持続可能性をめざすものです。

7: エネルギーをみんなに そしてクリーンに
すべての人々の、安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する
この目標は、国際協力の強化や、クリーンエネルギーに関するインフラと技術の拡大などを通じ、エネルギーへのアクセス拡大と、再生可能エネルギーの使用増大を推進しようとするものです。

8: 働きがいも経済成長も
包摂的かつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用(ディーセント・ワーク)を促進する
継続的、包摂的かつ持続可能な経済成長は、グローバルな繁栄の前提条件です。この目標は、すべての人々に生産的な完全雇用とディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)の機会を提供しつつ、強制労働や人身取引、児童労働を根絶することをねらいとしています。

9: 産業と技術革新の基盤をつくろう
強靱(レジリエント)なインフラ構築、包摂的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る
この目標は、国際的、国内的な金融、技術支援、研究とイノベーション、情報通信技術へのアクセス拡大を通じて安定した産業化を図ることを目指しています。

10: 人や国の不平等をなくそう
各国内及び各国間の不平等を是正する
この目標は、国内および国家間の所得の不平等だけでなく、性別、年齢、障害、人種、階級、民族、宗教、機会に基づく不平等の是正も求めています。また、安全で秩序ある正規の移住の確保を目指すとともに、グローバルな政策決定と開発援助における開発途上国の発言力に関連する問題にも取り組むものとなっています。

11: 住み続けられるまちづくりを
包摂的で安全かつ強靱(レジリエント)で持続可能な都市及び人間居住を実現する
この目標は、コミュニティの絆と個人の安全を強化しつつ、イノベーションや雇用を刺激する形で、都市その他の人間居住地の再生と計画を図ることを目指したものです。

12: つくる責任つかう責任
持続可能な生産消費形態を確保する
この目標は、環境に害を及ぼす物質の管理に関する具体的な政策や国際協定などの措置を通じ、持続可能な消費と生産のパターンを推進することを目指しています。

13: 気候変動に具体的な対策を
気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる
気候変動は開発にとって最大の脅威であり、その広範な未曽有の影響は、最貧層と最も脆弱な立場にある人々に不当に重くのしかかっています。気候変動とその影響に対処するだけでなく、気候関連の危険や自然災害に対応できるレジリエンスを構築するためにも、緊急の対策が必要です。

14: 海の豊かさを守ろう
持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する
この目標は、海洋・沿岸生態系の保全と持続可能な利用を推進し、海洋汚染を予防するとともに、海洋資源の持続可能な利用によって小島嶼開発途上国(太平洋・西インド諸島・インド洋などにある、領土が狭く、低地の島国)とLDCs(後発開発途上国)の経済的利益を増大させようとするものです。

15: 陸の豊かさも守ろう
陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止・回復及び生物多様性の損失を阻止する
この目標は、持続可能な形で森林を管理し、劣化した土地を回復し、砂漠化対策を成功させ、自然の生息地の劣化を食い止め、生物多様性の損失に終止符を打つことに注力するものです。これらの取組をすべて組み合わせれば、森林その他の生態系に直接依存する人々の生計を守り、生物多様性を豊かにし、これら天然資源の恩恵を将来の世代に与えることに役立つと考えられます。

16: 平和と公正をすべての人に
持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する
この目標は人権の尊重、法の支配、あらゆるレベルでのグッド・ガバナンス(良い統治)、および、透明かつ効果的で責任ある制度に基づく平和で包括的な社会を目指すものです。

17: パートナーシップで目標を達成しよう
持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する
持続可能な開発アジェンダを成功へと導くためには、政府、民間セクター、市民社会の間のパートナーシップが必要です。人間と地球を中心に据えた原則や価値観、共有されているビジョンと目標に根差すこのような包摂的パートナーシップは、グローバル、地域、国内、地方の各レベルで必要とされています。

【引用】
農林水産省 SDGsの目標とターゲット
https://www.maff.go.jp/j/shokusan/SDGs/SDGs_target.html


企業として、17の目標すべてに取り組む必要はありません。いずれかの達成に参加することも可能です。間口が広い構造であるために、わが社に関係する項目が必ず見つかり、ターゲットを読むと何をすべきかが分かります。
今まで「社会貢献」として曖昧であったかもしれない表現も、SDGsという共通言語を元に、数値とともに明確な説明が出来ると説得力が増し、発信力が高まります。

SDGs達成に向けて

ところでなぜSDGsが必要とされているのでしょうか。
それは、世界共通の目標なしに各国や企業がふるまうと、世界的な課題が十分なスピードで解消されない、かえって状況が悪化するなど、持続可能とはかけ離れた状態になることが懸念されることにあります。

世界の流れ

世界における状況は、例えば持続可能な開発目標(SDGs)報告書などで把握することが可能です。報告書では、事例として、グローバル指標枠組みの中から、データが入手できる主な指標について分析が加えられています。

持続可能な開発目標(SDGs)報告2022では以下の内容が記載されています。

"気候危機、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック、そして世界各地における紛争の増加により、SDGsの17の目標達成が危機に瀕しています。報告書は、私たちが直面する課題による連鎖的で交差する危機が、食料と栄養、健康、教育、環境、平和と安全に波及的に影響し、よりレジリエント(強靱)で平和的かつ公平な社会に向けた青写真であるSDGsのすべての目標に影響を及ぼしている深刻さと規模を浮き彫りにしています。"

【参考】
国際連合広報センター
https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/SDGs_report/


【引用】
国際連合広報センター
『持続可能な開発目標(SDGs)報告2022』発表に関するプレスリリース(2022年7月7日付・日本語訳)
https://www.unic.or.jp/news_press/features_backgrounders/44515/

日本の流れ

また、報告書では、日本のSDGs達成度は163カ国中19位であり、前年(2021年)の18位(165カ国中)よりも1ポイント低下しています。

そして、目標ごとに「達成済み」「課題が残る」「重要な課題がある」「深刻な課題がある」の4段階で評価されています。

日本は以下の6つが「深刻な課題がある」の評価となっています。
・目標5「ジェンダー平等を実現しよう」
・目標12「つくる責任つかう責任」
・目標13「気候変動に具体的な対策を」
・目標14「海の豊かさを守ろう」
・目標15「陸の豊かさも守ろう」
・目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」

目標12「つくる責任つかう責任」については、2021年「重要な課題がある」であったものが、2022年では「深刻な課題がある」に引き下げられています。

【引用】
朝日新聞デジタル
https://www.asahi.com/SDGs/article/14635843

SDGsアクションプラン

日本の取り組みとしては、2016年5月総理を本部長としたSDGs推進本部が設置され、2016年12月にSDGs実施指針の策定、2019年12月にSDGs実施指針の改定がありました。

SDGs推進本部では、 SDGs実施指針に基づき、SDGsへの貢献を「見える化」することを目的として、 2017年から毎年、8つの優先課題に基づき、政府の施策のうちの重点項目を整理した「SDGsアクションプラン」が策定されています。また、SDGs達成に資する優れた取組を行う企業・団体等を「ジャパンSDGsアワード」を通じて表彰されています。

「SDGsアクションプラン2022」作成に当たっての基本的な考え方として、"経済・社会・環境問題に対して包括的に取り組むSDGsは、我々が直面する未曾有の危機を乗り越え、世界をより良い未来に導くための重要な羅針盤となる。"などの記載があり、5つのPに基づいた重点事項が掲げられています。

【引用】
令和4年5月 外務省 国際協力局 地球規模課題総括課
持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けて日本が果たす役割
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/SDGs/pdf/SDGs_gaiyou_202206.pdf

5つのPとは

5つのPとは、SDGsを支える5つのキーワードのことで、17の目標もそれぞれに分類が可能です。

人間(People)
ーあらゆる形態と次元の貧困と飢餓に終止符を打つとともに、すべての人間が尊厳を持ち、平等に、かつ健全な環境の下でその潜在能力を発揮できるようにする(目標1、2、3、4、5および6)。

豊かさ(Prosperity)
ーすべての人間が豊かで充実した生活を送れるようにするとともに、自然と調和した経済、社会および技術の進展を確保する(目標7、8、9、10および11)。

地球 (Planet)
ー持続可能な消費と生産、天然資源の持続可能な管理、気候変動への緊急な対応などを通じ、地球を劣化から守ることにより、現在と将来の世代のニーズを充足できるようにする(目標12、13、14および15)。

平和 (Peace)
ー恐怖と暴力のない平和で公正かつ包摂的な社会を育てる。平和なくして持続可能な開発は達成できず、持続可能な開発なくして平和は実現しないため(目標16)。

パートナーシップ(Partnership)
ーグローバルな連帯の精神に基づき、最貧層と最弱者層のニーズを特に重視しながら、すべての国、すべてのステークホルダー、すべての人々の参加により、持続可能な開発に向けたグローバル・パートナーシップをさらに活性化し、このアジェンダの実施に必要な手段を動員する(目標17)。

【引用】
ユニセフ
SDGsを広めたい・教えたい方のための「虎の巻」
https://www.unic.or.jp/files/UNDPI_SDG_0707.pptx

企業とSDGs

SDGsは、地球規模の優先課題や世界のあるべき姿を明らかにし、2030 年に向け、17の国際目標や169のターゲットを掲げ、地球規模の取組みを動員しています。

SDGs達成に向け、世界・日本も積極的に取り組んでいます。 しかし、その成功は、「誰一人取り残さない」主体的な行動や協力が必要となります。

企業は、企業戦略を地球的優先課題につなげ、課題解決策や技術を提供します。そうすることで、人間や地球に対する負の影響を最小化し、正の影響を最大化させ、持続可能でよりよい世界をつくることが出来ます。

SDGsに関する概要を改めてご確認頂いたうえで、具体的にどのように経営に結び付けていくのかを他のコラムにて解説いたします。

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著者

タナベコンサルティング
ストラテジー&ドメインコンサルティング事業部
コンサルタント

田仲 詩歩

工場自動化(Factory Automation)領域で、第二種電気工事士の資格を保有し、駆動・制御機器の法人営業として、顧客とともに製造現場の課題解決の経験後、当社へ入社。製造業や建設業を中心にコンサルタントのアシスタントとして、チームコンサルティングの支援をはじめ、クライアントサクセス、ウェビナー運営、顧客への訪問等、幅広くコンサルタントを支援している。

田仲 詩歩

ABOUT

タナベコンサルティンググループは
「日本には企業を救う仕事が必要だ」という
志を掲げた1957年の創業以来、
66年間で大企業から中堅企業まで約200業種、
17,000社以上に経営コンサルティングを実施してまいりました。

企業を救い、元気にする。
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コンサルティング実績

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