エンプロイーリテンションとは
エンプロイーリテンション(Employee retention)とは、優秀な従業員を組織内に留め、離職を防ぐための施策や戦略を指す。
エンプロイーリテンションは人事部内で完結せずに、経営戦略の一環として全社で行う必要がある。
その理由は、優秀人材の育成と定着が、組織の持続的成長と競争優位性に直結するためである。
さらに、人材定着率を高めることは、採用コストの削減のほか、人的生産性の向上、組織の安定に直結する。エンプロイーリテンションの方向性としては、次の3点がポイントとなる。
1.キャリアパスの明確化と成長機会の提供
2.公平公正な評価と賃金
3.多様な働き方や福利厚生の充実を含めた、働く環境の改善
タナベコンサルティングでは、エンプロイーリテンションの具体策を検討する前に組織人事に関する現状の課題を正しく認識することから始めることを推奨している。
具体的には、「人事制度の総点検」、「組織診断」「エンゲージメント調査診断」などで課題の本質を掴み、改善の方向性とアクションプランを定めている。
この用語解説をしたコンサルタント

タナベコンサルティング
HRコンサルティング事業部
チーフマネジャー村田 幸人
人事制度再構築(調査、分析、制度構築、運用支援等)コンサルティングや、幹部人材育成等の階層別研修、考課者・被考課者研修等の集合研修を行う。製造業、卸売業、物流業を中心に、上場企業から中堅中小企業まで「クライアントサクセス」を求め、人的資本経営を支援している。
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